夜間避難所訓練を見学しました (その5) 管理人の感想編

7月19日に第7中で行われた夜間避難所訓練を見学して、管理人の感想を書きます.管理人は八幡町会の防災部の仕事をお手伝いしていますので、防災担当者のオマエがそう思うんなら何とかしろよ、とブーメランがグサッと突き刺さる内容を含みますが、それを承知で書きます.

消防車は来ない

3.11の地震の後、防災政策を国や東京都が策定する中で決められた重要なポイントは、大規模災害時には消防車を呼んでも来ない、ということです.消防車が来ない事を前提とした初期消火計画を立てましょうね、というお上にしてはずいぶんと竹を割ったように開き直った政策ポリシーです.

それで昨今の防災訓練のテーマで良く目にするのが「自助・共助」というキーワードです.要するに自力で消火や救命をやってくださいという事です.

消火訓練をすれば火を消せるか?

消火訓練というとお決まりのストーリーがあります.車椅子で怪我人を避難させます.消火器で消します.スタンドパイプで消します.というのがよくあるストーリーです.

がっ、車椅子なんてどこで調達するの? 消火器がどこにある? スタンドパイプの倉庫はどこ?   倉庫の鍵は?  消火栓はどこ? というその場で対処しなくちゃイケナイ事がたくさんあるのが現実だから、資機材があらかじめ用意された消火訓練なんかやってもあまり現実的な役には立つまい.

地域住民を連れて、消火物品の場所と鍵を確認するようなローカライズした行動確認をしない限り、たとえスタンドパイプや消火ポンプが何台あっても活用できないと思います.

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避難しても避難所に入れない?

夜間防災訓練を見学して一番驚いたのがこれでした.家を失った人々が地域の避難所にたどり着いても、体育館へすぐに入れてくれません.体育館が破損してないかどうかのチェックが済むまで出入り禁止です.雨や雪が降っていたら屋外で待つんでしょうか?

そのチェックをする人がこの写真の人です.建物診断士が目黒区に何人いるのかは知りませんが、そういう専門家がうじゃうじゃいるとは思えません.雨や雪が降っていたら屋外で待つんでしょうか?

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避難所よりもまずはご近所

すぐに避難所に入れないとしたら、まずはご近所に身を寄せるのが吉ではないでしょうか? そのためには日頃のご近所づきあいが有ってこそと思います.ご近所づきあいといえば町会で顔を売っておくのも効果的かもしれませんね、とすかさず町会の宣伝をしておきます(笑).

とりあえず食料を蓄えておいたらどうでしょう

避難所に備蓄されている食料は、数100人も集まったら2日ぐらいで消費し尽くしてしまう程度の、しかもビスケットとかクラッカーだけのようです.

管理人が聞いた情報ですが、中目黒公園に大量の食料備蓄があるそうで、そこから各避難所へ配送するのだと思います.どのような食品を備蓄しているのかは、管理人はまだ情報を持っておりません.

大規模災害時に店頭の食料が消えてしまうのは3.11の記憶が新しいと思います.避難者の食料供給だけでなく、避難せずに済んだ人も食料調達に困る場面が予想されます.なので、念のため一週間分ぐらいの保存食を各戸で備蓄しておくのがよろしいと思います.

避難所運営協議会

住区単位で避難所運営協議会というのを組織するそうです.中目黒住区ではまだですが.(2014.8現在)

たぶんですけど、避難所運営協議会の参加団体は、区、消防、警察、住区、町会、などで、避難所の様々な運営をどのように遂行するかを話し合うんだと思います.それには食料等の物資の配給業務も含まれると思います.

 

以上で、夜間避難所訓練のレポートはおしまいです.

長文を読んでいただきありがとうございました.

(その4) 備蓄品編へ

Updated: 2014年8月1日 — 11:21 PM

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