夜間避難所訓練を見学しました (その1) 初期対応編

平成26年7月19日に、第7中学校(目黒本町のあたりにある)で、夜間避難所訓練というのが目黒区によって行われましたので、管理人が見学に行きました.その報告をいたします.正直言って暗い気分になりました.その1~その3までまったりと読んでいただけると有り難いです.

その1 初期対応編で管理人が言いたいこと、

1) 指揮本部を組織している間に延焼してしまうだろう

2) 消火開始までに、消火器具の置き場所はどこか? カギは誰が持ってるか? 火災現場まで消火器具を運搬する.消火栓を探す. という要件を一つ一つクリアしなくちゃいけないが、その間に延焼してしまうだろう

3) 命は助かったが、家が無くなってしまい、雪も降っている中、どうにか避難所にたどりついた.だが、すぐには避難所に入れてくれないって知ってました??? 雪が降る屋外で待ってなくちゃいけないんです.ビックリ!

 

↓こちらが第7中学校の校門です.開始時間は16:30だったかな? まだ明るいうちでした.yakan01

↓校庭に様々な防災体験ブースがありまして、消防の人がたくさんと、第7中のPTAのボランティアも大勢いました.近隣の町会の人々がユニフォーム姿で参加していました.

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↓夜間避難所訓練となっていますが、まず最初に校庭で消火訓練を行いました.消防隊が消火するのではなくて、地元町会メンバーが主体的に消火活動を行う、というのが大事なポイントです.大規模災害時には消防は来てくれない、という現実認識からこのような市民の手による消火訓練が最近の流行であるようです.

まず市民が消火器で火を消そうとしますが、消火器じゃ全然消えません、という想定.

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↓そこで地元町会が出たとこ勝負的に立ち上げるのが「指揮本部」です.全然火が消えないし、怪我人がいるぞ、みたいな切羽詰まった状況で、指揮本部が組織され、消火班と救助班を組織します.  (素人集団を集めて組織してる間に延焼するだろうと思った)

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↓怪我人をめでたく救助して車椅子で運搬.だが車椅子なんかどこで調達するの?近所の医院にでも掛け合って調達するのかな?現実は甘くない.

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↓スタンドパイプという消火器具が登場.消火器の威力なんか目じゃねえぜ、がっはっはというわけで、

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↓一瞬で鎮火.めでたしめでたし.

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消火訓練のストーリーとしては鎮火してめでたしなんだけど、現実は甘くない.火災発生して消火だ!となってから、次のようなてんやわんやの大騒ぎをするわけでしょ?

 1)スタンドパイプは何処にあるのか知ってるか? → 知ってる人を探す

 2)誰がカギを持っているか?   →  カギを持っている人を探す

 3)倉庫を開けて 火災現場までスタンドパイプを運搬する

 4)火災現場の最寄りの消火栓はどこにある?  →   おーいここにあるぞ~

こんな後手後手な事をやってるうちに延焼するんじゃなかろうか?

 

↓消火でてこずっている間に、避難所に目黒区の職員のうち近隣に住んでいる人がやって来て「避難所運営本部」を立ち上げる.各々の避難所には近隣に住んでいる目黒区職員が5名選任されていて、誰かしらたどり着くだろうというシステムになっているのです.

それでこの場面は何をしているかというと、町会が組織した指揮本部が、避難所運営本部の指揮下に入ります、というような宣言をしています.

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↓そしてこの人が重要人物です.この人は、避難所の建物が地震により致命的なダメージを受けていないかどうかをチェックする建物診断士です.避難所の建物の安全性をチェックできるまで、避難所に人を入れてくれません.たとえ雪が降っていても、屋外で待たなくちゃイケナイんです.ひで~っっ.確かに建物の安全性確認は重要事項でしょう.でも、建物の安全性をチェックする専門家が目黒区職員の中にうじゃうじゃいるとは全然思えません.道路交通が寸断された中で、待てども待てども診断士が来てくれない.もしも診断士が巡回してくるのは震災から3日後になりますとかバカな事を言われたら、避難者が暴徒と化しそうですな.

この事が、夜間避難所訓練を見学してわかった最も重要なことでした.

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↓避難施設の安全確認が完了し、以上で屋外の初期消火訓練が終わりましたので、果てしない避難所生活の始まり~っていうわけで、参加者一同は体育館へと案内されました.

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その2 (防災体験編)へ続く

Updated: 2014年7月27日 — 3:56 PM

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